顎関節症の改善例=実績

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顎関節症の実績(新しい整体院)

アイスクリームしか食べられない位あごが痛い(33才・女性)の場合

症状

2~3年前からクリック音がするようになり、痛みも起こっていたが、しばらくすると痛みは消えたので放置していた。しかし昨日から右顎関節周囲の痛みがひどくなり、固形食が食べられなくなってしまった。前から当院を知っていたが、「まだ大丈夫、まだ大丈夫」と来院するきっかけを逸してしまった。仕事帰りであったが、「今日はアイスクリームしか食べていない」という状態であった。顎関節周囲はじっとしていても痛い。口も痛みがあるので大きく開けられない。

経緯

  • 初回時、側頭筋が非常に硬く、触れた時点でピクピクと無意識の状態で動いていた。緊張感が強く、頬にある咬筋や顎関節周囲はマッサージを極力せず、身体全体を緩めることに努める。その結果じっとしていても痛い状態は改善されたが、ティッシュを噛んでも痛い。そこで明日の来院を勧める。
  • 2回目、昨日の施術後にはパンの柔らかい部分は食べられた。朝方は少しの痛みが感じられたが、今は少し良くなっている。側頭筋の硬さも半減していた。座位によるバランス調整により開口範囲が広がり、顎関節マッサージから顎関節周囲の筋肉の硬さが減じた。
  • 3回目も次の日に来院される。身体調整後顎関節マッサージを施す。さらに当院独自の顔面マッサージ・舌骨下筋群マッサージによって、顎関節周囲の重苦しさが解消された。
  • 4回目も次の日に来院される。パンの耳を噛みながらの顎関節マッサージで痛みを解消。
  • 5回目も次の日に来院。結局5日間連続で来院される。特に硬いものでなければ噛んでも痛くなくなり、寝て起きたときに今までは身体が重苦しかったが、爽快感をもって目覚めることができるようになった。
  • 6回目は4日後に来院される。通常の生活において負担がなくなっている。また咀嚼筋ストレッチをすると顎関節だけでなく、身体も楽になってくる。本日で修了。

養生法

  • 咀嚼筋ストレッチを一日に朝晩2回ずつを実行する。
  • 下向きでのあくびをやめる。
  • しばらくはソファーでの使用をやめる。そして上向きでの寝位をとる。
  • マウスの位置、画面の位置を身体に合わせる。

長野から来院した高校生の奇跡の改善例(17才・女性)の場合

症状

口腔外科で右顎関節の関節円板のズレをレントゲンで確認。指1本の開口でズレてしまい、ものを噛む時にはいつも「カクカク」音がする。

経緯

「手術の必要がある」と医師から言われ、何とか手術をしない方法を探す。インターネットの掲示板に当院での体験談があった。そこには手術しなくて済んだ方の記事があり、望みを託して長野県からお母様と一緒に来られた。口を開くときに指1本の大きさでも音がするので、関節円板の異常が考えられた。当初は大変難しい症例なので、20回くらいの通院で改善が見え始めると判断したが、本人の頑張りで養生方法をしっかり守り、さらに指導した体操法を実践したので、合計5回の通院で症状が改善された。上記のような難しい症状での最短記録である。

経過

  • 開口時に左へズラす癖がある。顎関節マッサージにより右へ移行させ真直ぐ開口する練習をする。
  • 2回目は3日後に来院される。パン噛みによって左右均等に奥歯でものを噛む練習をする。また舌で歯にはさまったものを取ることを禁止する。
  • 3回目は4日後に来院される。開口時の左へのズレが矯正され音が消える。
  • 4回目は2日後に来院される。顎関節マッサージで噛み方を矯正。ものを噛んでも音がしなくなる。
  • 2ヵ月後来院。開口及び噛んでも音がしない。

養生法

  • 前傾座位姿勢。
  • 上向きでの寝位を実行する。
  • 鏡を使って開口及びものの噛み方を練習する。
  • 咀嚼筋ストレッチを一日に朝昼晩3回ずつを実行する。

顎関節痛と耳鳴りの苦しさからの解放(46才・男性)の場合

症状

  • 右顎関節痛・耳鳴り・肩こり・頭痛・ものを噛むと痛い。
  • 大きい口を開けてから閉じるときに右顎関節にひっかりがある。

経過

  • 背中を緩めた段階で常にあった右顎関節の違和感が軽減される。開口時にあごが左右にZ字型に動く。顎関節マッサージによりZ字の動きが修正される。
  • 2回目は次の日に来院される。耳鳴りも減り、座位によるバランス調整により首・肩・背中が楽になり、開口しやすくなる。
  • 3回目は4日後に来院される。大きく口を開けた状態から閉じる方法を指導。右顎関節の違和感も消え、終了する。

養生法

  • 咀嚼筋ストレッチを一日に朝昼晩3回ずつを実行する。
  • 前傾座位姿勢。
  • 上向きでの寝位を実行する。

通院期間が長い例

指1本しか口が開かない開口障害(52才・女性)の場合

症状

  • 2~3年前から急に顎関節が痛くなり、指1本しか開口できなくなる。
  • T医科歯科大学では「関節円板が落ちており、顎関節に麻酔注射を打ち開口器で口を開いていけば良くなる可能性もある」と診断されたが、口を開口器で無理に開く事の恐怖から当院に来られる。

経過

  • 2回の施術で指2本まで開く。しかしフランスパンなどを噛むとあごが痛い。
  • 6回目の施術で指先3本開口が可能となり、フランスパンも痛くなくなる。
  • 20回目で指3本と第2関節まで開口可能となり、ビーフジャーキーなども食べれるようになる。
  • 26回目で開口時のズレも無くなり、ほぼ正常となる。

養生法

  • 最初の約1ヶ月間、週2回、次の1ヶ月間、週1回、後の5ヶ月間は月1~2回の通院で終了する。
  • 咀嚼筋ストレッチを一日に朝昼晩3回ずつを実行する。

間違ったマウスピースでの施術法から悪化した例(43才・女性)の場合

症状

  • 1年前から右顎関節痛が生じ、指2本以上開くと痛い。またフランスパンのような硬いものを食べると痛い。
  • 腰痛も最近感じるようになり、左小趾背側痛もある。
  • 左でものを噛むと右顎関節が痛くなるので、右ばかりでものを噛んでいる。

経緯

  • 歯科医院でマウスピースを開始する。また噛んだままの状態で顎を左右に動かす訓練をさせられる。しかし痛みは取れず、「痛みと上手につきあって」と歯科医の先生からと言われた。「80歳の婦人も痛みと上手に付き合っている」という歯科医院の現状から当院での 施術を希望される。
  • 「治る見込みがない!」という医師の言葉から、当院での施術を希望される。
  • 噛んだまま顎を左右に動かす訓練のためか、開口におけるズレを補正するのに必要以上に時間が掛かる。
  • 最初の2週間は週4回、次の3週間は週3回、それ以後は週1~2回ペースで6ヶ月間、合 計50回=8ヶ月間の通院を必要とした。症状は解消し無事終了する。

経過

  • 1~4回目の施術によって開口時の痛みが軽減され、指2.5本では痛くなくなる。しかしものを噛むと痛い。
  • 5回目の時に口を開ける時は左へズラすと楽になり、噛む時は右へズラすと痛くなくなる事を見つけ出す。
  • 6回目から20回目において顎をズラさないように噛むと痛みが軽減するので、ずらさないで噛めるように顎関節マッサージによって調整する。また首の位置と口の開け閉めも注意して施術する。
  • 21回目から40回目、風邪・趣味の踊りの発表会などが重なり、顔面や顎関節の痛みが出る。しかし痛みが取れるにつれ、急速に改善していく兆候が出てきた。マクドナルドのハンバーガーが食べられるようになり、開口域も指3本と第1関節まで可能となる。
  • 41回目から50回終了まで、開口していく間の怖さが減り、また開口する事によっての痛みでなく、伸ばされていく気持ち良さに変化した。顎関節周囲の痛みも消え、フランスパンも平気で食べられるようになった。
  • 咀嚼筋ストレッチを一日に朝昼晩3回ずつを実行する。パン噛みを夜1回実行する。その他養生方法を実践する。

参考文献

テンプレート療法・Quadrant Theoremを基本として 前原 潔著 “TMD ” Jeffrey Okeson 著 医歯薬出版株式会社 南江堂 ネッター解剖学アトラス Frank H.Netter,M.D 分光堂 解剖学アトラス
からだのソムリエ 斎藤匡寿 著 本の泉社

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