2020/10/19
(1)を要約すると、耳鳴りが起こる原因として、ストレスなどで脳が興奮し、聞き耳を立てている状態(=鼓膜が緊張している)が維持され、「キーン」「ゴーッ」という音に悩まされるようになったのだ、という持論を立てたのです。
そして脳の興奮を取るマッサージとして側頭筋マッサージと表情筋マッサージを創り出したのでした。
鼓膜張筋の支配神経は三叉神経で咀嚼筋に類する側頭筋もまた三叉神経の支配を受けています。そして大きな音を伝えないようにするアブミ骨に付いているアブミ骨筋は顔面神経の支配を受けます。
「顔面神経麻痺 耳鳴り」で検索すると顔面神経と耳鳴りの関係が調べられます。また発生過程で鰓弓(さいきゅう)神経(この鰓弓の神経に当たるのは、三叉神経(5)、顔面神経(7)、舌咽神経(9)、迷走神経(10)、副神経(11)です。)を調べられるとより上記の内容が理解できると思います。
耳鳴りは老化による内耳→(蝸牛の外有毛細胞の欠落)だけでなく、中耳の方に問題があるように思えます。