頸肩腕症候群
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頸肩腕症候群 新しい整体院(山口県山口市)
新しい整体院の頸肩腕症候群の整体施術法・頸肩腕症候群のマッサージの施術法についてご説明いたします。頸肩腕症候群の原因を理解して、症状を改善する方法をご理解下さい。
7月17日の整体施術実績
頸肩腕症候とは、症名と同じく首肩腕などに起こる痛みや動作困難を意味します。特に重要な点が原因不明だということです。また併発して耳鳴り・難聴・顎関節症なども起こっている場合が多く、改善が難しい症状として認識されています。
しかしの療法としては痛みや可動範囲が狭くなってしまった部位のみのマッサージ・低周波療法・温湿布などが上げられます。しかし部位だけの施術で本当に良いのでしょうか?
下記の図は身体の動きと背骨の位置・形状を示しています。この図を見れば納得して頂けると思うのですが、日常生活で行われる動きは首なら首、腰なら腰を見るのでなく背骨全体を見る必要性があるのです。
そして更に背骨を固定しているのは筋肉・靭帯・関節包などです。特に骨の動きをつくり出しているのが筋肉です。ですから首の骨の異常であっても首の筋肉のみならず腰の筋肉なども考えなくてはならず、結局は身体全体の動き=筋肉から改善の道が導き出されるのです。
また頸肩腕症候群は「胸郭出口症候群などを除く」と定義されていますが、顎関節症を発症し胸郭出口症候群になった場合などは頸肩腕症候群と間違えてしまうこともあるようです。
検査はレントゲンだけでなくMRI・CTスキャナーなども必要と考えます。また関節の可動域や筋肉の硬さなども調べる必要があります。当院はレントゲン・MRIなどの検査機器は備えておりませんので病院での検査をお勧めします。新しい整体院では、可動域や筋肉の硬結は専門整体院ですので調べられます。
頸肩腕症候群も新しい整体院では全身マッサージによる整体によって改善させてきました。今回の通院記録では難聴・顎関節症が併発されていましたので、顎関節調整も必要でした。
また記録では上半身の施術方法が詳しく載せてありますが、股関節調整によって座位姿勢を改善したことも頸肩腕症候群の症状が緩和できた大きな理由の一つとなっています。
下記が通院記録です。
頸肩腕症候群 通院記録 新しい整体院
新しい整体院(SRM)における通院経過を知って頂きたく、公表しました。しかし個人情報が含まれるために、個人を特定出来ないように仮名に致しました。今回はあくまでも施術経過を中心にした内容です。
江田 聡子さん 昭和10年生まれ 女性 会社経営
症状(頸肩腕症候群)
肩、首がカチカチに固まって辛い
以前に四十肩になった。首、肩、背中、腕に強い痛みがあり、頸肩腕症候群と医師から診断を受けたようである。
耳が不自由で、最近では補聴器での音の聞き取りが悪くなり、補聴器を大きくした。
過去の通院歴
以前、鍼・マッサージを受け楽になっていたが、だんだんと定期的な施術を怠ったために辛くなった。今回新しい整体院を選んだ理由が耳の聞き取りが悪化してきたので「通常の整体院では改善が難しいと思った」との報告を受ける。
耳が不自由なためにコミュニケーションがとりづらく筆談によって説明しながら施術を施す。
頸肩腕症候群 施術経過(新しい整体院)
5月12日(頸肩腕症候群 整体施術)
広僧筋マッサージ、上向きでの背中のマッサージにおいては右側に強い痛みがある。座位による院長基本マッサージによって首、肩が楽になる。
5月14日(頸肩腕症候群 整体施術)
補聴器を外してマッサージをする。全体的に楽になっているということを報告を受ける。牡牛のポーズによって左右の体のバランスをとり、首の回旋が両側とも辛いので乳様突起マッサージを開始する。
5月16日(頸肩腕症候群 整体施術)
肩に重い荷物を担いで坂道をのぼると、首・肩が痛くなる。肩を挙げる僧帽筋および僧帽筋の起首部、大後頭隆起あたりに凝りが多数見られる。牡牛のポーズによって両側のバランスを整える。このとき聴力検査がアップしたという報告を受ける。
5月19日(頸肩腕症候群 整体施術)
右後頭部痛。口を開けるさいにカクカクする。そのため顎関節マッサージを施し、口を開ける顎ストレッチで非常に楽になり、聴力も少しよくなる。
5月22日(頸肩腕症候群 整体施術)
口を開ける体操を再指導。左肩の重さが消える。右肩関節の内外旋が痛い。開口時右関節が負担のかかるような状態であると報告を受ける。開口時に右顎関節に違和感が出る報告を受ける。
5月26日(頸肩腕症候群 整体施術)
右肩関節が痛い。右小胸筋マッサージ、腋窩マッサージによって大分楽になる。また片腕を伸ばした状態において背中を伸ばすマッサージで楽になる。体の非常なるネジレ、腕の使い方がほとんど内旋の動きで固定されている。また上腕二頭筋にも負担がかかる動きが見られた。
5月28日(頸肩腕症候群 整体施術)
右肩甲部に痛みを発する。牡牛のポーズで楽になってくる。小胸筋マッサージおよび牡牛のポーズでの上腕三頭筋マッサージで楽になる。今回から上腕二頭筋のみでなく、上腕三頭筋にも注意してマッサージを施す。
5月30日(頸肩腕症候群 整体施術)
顎関節調整。口の開け方、閉じ方を再指導する。
6月1日(頸肩腕症候群 整体施術)
上向でようやく寝れるようになる。牡牛のポーズ後、腕をていねいにほぐす。顎ストレッチは最大開口域までは開けられない。少しズレがあるためにとめておく。
6月4日(頸肩腕症候群 整体施術)
左僧帽筋起始部、大後頭隆起に硬結が見られる。ただ口を開ける体操後、少しずつ硬結がほぐれてゆく。左腰部に硬結、肥厚が見られ多少なりとも体が左に向く姿勢を多めにとっている可能性が出てきた。
6月5日(頸肩腕症候群 整体施術)
開口時のクリック音が消える。背中の筋肉のバランスがとれたことによって音が消える。
6月7日(頸肩腕症候群 整体施術)
以前クリック音がしていたというのは、顎関節を左右に動かす練習をしていたためと判明する。顎の体操として顎を左右に動かす体操を見て、顎関節症には顎を動かす体操がいいと思い、そこで練習をしていたそうである。それをやめてもらい、顎関節マッサージ等でクリック音がまったく消えるようになる。その結果、肩もゆるみ、非常に楽になる。また左肩痛の原因も判明する。上向きで厚い本を読む癖があるとの報告を受ける。肩をゆるませるために押すのでなく、肩を摘み引き上げるそのマッサージによってゆるむ。
6月8日(頸肩腕症候群 整体施術)
左右肩上部にまだ痛みがあるが、顎ストレッチでクリック音が消え、肩の痛みも消える。
6月11日(頸肩腕症候群 整体施術)
右腰、右の大円筋に硬結が見つかる。これは上向きのマッサージにおいて見つける。この理由として考えられるのが、足を伸ばして座る癖があるために背中をまるめ、その結果大円筋および広背筋に硬結が生まれたように思える。開口はクリック音がしない状態で可能となる。
6月14日(頸肩腕症候群 整体施術)
肩の肩関節の外内旋運動で三角筋に痛みを覚える。このとき大胸筋や上腕二頭筋マッサージおよび体操を指導することで楽になる。
6月18日(頸肩腕症候群 整体施術)
右肩関節とくに三角筋部に痛みを発生する。しかしこれはあくまでも上腕二頭筋長頭の腱の部分の痛みであることが判明し、上腕二頭筋マッサージおよび上腕二頭筋長頭腱マッサージによって非常に痛みがとれる。なおかつ小胸筋マッサージでさらに楽になる。
6月22日(頸肩腕症候群 整体施術)
右の外内旋および腕をベッドから下げると痛くなる、という報告を受ける。大胸筋マッサージおよび右腕を徹底的にマッサージすることで楽になる。
6月25日(頸肩腕症候群 整体施術)
今まで使っていた高感度の大きな補聴器から小さな補聴器でも聴こえるようになったそうである。開口時のクリック音も解消、右腕の内旋時の痛みも腕のマッサージによってとれる。
6月29日
風邪のために(頸肩腕症候群 施術)キャンセル。
7月18日(頸肩腕症候群 整体施術)
全体的に良好。小さな補聴器でも聴こえるようになるし、ときどき補聴器を使わなくても聴こえるようになっているようである。
7月23日(頸肩腕症候群 整体施術)
頭痛・肩凝りがひどい。ストレスから寝方が悪いということが判明。小胸筋マッサージで肩が楽に、顎ストレッチで頭痛が楽になる。
7月30日(頸肩腕症候群 整体施術)
頭痛・肩凝りが楽になっている。しかし施術すると背中の凝りがひどい。文庫本の読みすぎということが判明する。しかし本を読んでも以前のように首・肩の凝りはひどくならないですむ。
8月6日(頸肩腕症候群 整体施術)
肩も楽になり終了する。
参考文献
テンプレート療法・Quadrant Theoremを基本として 前原 潔著 “TMD ” Jeffrey Okeson 著 医歯薬出版株式会社 南江堂 ネッター解剖学アトラス Frank H.Netter,M.D 分光堂 解剖学アトラス
からだのソムリエ 斎藤匡寿 著 本の泉社